鬼神たちの祝祭

在日の目から見た韓国人は
どう映るのか?


在日韓国人作家が描く、海を越えた血の因縁が巻き起こす不条理な騒動! 韓国人の真の姿が浮き彫りにされる! 1987年、ソウルオリンピックの前年、在日二世の主人公と兄は、父の遺骨を埋葬するため韓国へ向かう。 日本の宗教と、韓国の徹底した儒教の違いによる先祖の敬い方や葬儀のしきたりなど歴史的な背景を紐解きつつ、在日一世として生きた父との苦い思い出がよみがえる。

李 起昇(イ・キスン)
1952年山口県、下関に在日2世として生まれる。母親は日本人。
福岡大学在学中より小説家を目指す。
韓国への留学、民団中央本部勤務を経て、1985年「ゼロはん」で群像新人賞を受賞。
同年公認会計士試験に合格し、その後、会計士の仕事に携わる傍ら、新作小説の発表を続ける。
妻は韓国舞踊の人間国宝の履修者でもある趙 寿玉(チョウ・スオク)

■製品仕様

著者:李 起昇
発売日:2019年11月27日
判型:四六判
総ページ数:312
定価:1,600円(税別)
発行:フィールドワイ
発売:メディアパル

ISBN:978-4-8021-3172-8